AUTO STUDIO SKILL 嶋根健氏 モータースポーツの未来を創る

嶋根健氏が率いるAUTO STUDIO SKILL(オートスタジオ スキル)は1987年に創業。現在までモータースポーツ界に貢献してきた。創業時はレーシングマシンのメンテナンスが主な業務であったが、時が経つにつれて、選び抜かれた商品の取り扱い、信頼できるメーカーとの関係構築にシフトした。AUTO STUDIO SKILLはメカニックとして日本のMOTO GPの必要不可欠な存在となっている。

AUTO STUDIO SKILLは走らせる側のサポートに焦点を当てている。創業者の嶋根氏自身、レーサーとしての経験を持ち、世界レベルのレースでの活動を通じて、高品質なパーツや技術の必要性を深く理解している。特にオーリンズのサスペンション技術に関しては、その再現性を高く評価し、専門のテクニカルプロショップとして確固たる地位を築いている。また、ミシュランタイヤの販売を手掛けるなど、品質の高い製品を日本市場に広めている。

AUTO STUDIO SKILLは、モータースポーツ界のさらなる発展のため、若手ライダーの育成にも力を入れており、アジアタレントカップへの参加支援などを通じて、将来の才能を世界へと送り出す活動に注力している。AUTO STUDIO SKILLは技術の提供者として、またモータースポーツの文化を育む場として、その役割を果たし続けている。今回の取材も中東遠征からの帰国直後というお忙しい中でインタビューさせていただいた。

嶋根氏がAUTO STUDIO SKILLを立ち上げるまでの彼のバックグラウンドを八王子にある嶋根氏の事務所で伺った。嶋根氏の現在に至る歴史は、もともとトヨタ自動車で働いていたことに由来する。トヨタで4輪の様々な技術を学び、最終的にはトヨタ自動車検定1級まで取得。当時この試験は合格者も少なく難しい試験だったと語る。この時の経験が今の2輪の整備はもちろん様々な戦略のベースとして活きているという。

AUTO STUDIO SKILLでは弊社のタイヤゲージを利用していただいている。同時に嶋根氏にとってタイヤの空気圧についてどのような見解であるかも伺った。

タイヤゲージはその正確性がまず大切で、同じタイヤを10人が計測した時に全て同じ測定値になる精度を持っているという当たり前のことがとても大切です。タイヤゲージによっては、測定値が安定しないものやメンテナンスがされていない場合も散見される。そのため、旭産業はタイヤゲージの精度が正しいかどうかを計測するDEM-90やSC-70などの検査機器も提供している。AUTO STUDIO SKILLでも精度管理の基準器として利用していただいている。また、弊社ではタイヤゲージの校正なども行っている。

DEM-90(デジタル)

AUTO STUDIO SKILL技術と情熱でモータースポーツ界の未来の才能を世界へと導く役割を担っている。弊社タイヤゲージも世界への挑戦に貢献できていることに喜びを感じる。今後もAUTO STUDIO SKILL 嶋根氏の動向から目が離せない。